清水もつカレー総研事務局・清水ブランド大作戦事務局

2012年09月03日

森の中の大人の図書館

森の中の大人の図書館
代官山蔦屋書店を中心とする代官山T-SITE GARDEN

大人の文化の牙城
プレミアエイジの楽園

全国に展開するTSUTAYAが原点回帰し、こんな言葉がつけられる「書店」をつくった。

これは、高度成長、大量生産、一億総中流時代、所有することがすべての人の目的だった時代から
自分らしさ、個性化、差別化、ブランド信仰、感性消費の時代を経て、
本は電子書籍化、映像はネット配信などの流れのなかで

次の時代を模索、試行する「店」をつくった。
3階建ての低層建築が公園のような木立のある敷地に配置されている。
広くはないが大学のキャンパスのような雰囲気。

森の中の大人の図書館
オープンカフェや、ベンチ、椅子などが屋外にもおかれ、建物と外をつないでいる。
半公共空間、縁側のような機能を果たしている。

心地よい空間。「森の中の大人の図書館」というコンセプトを体現している。(森はちょっとオーバーだが)

森の中の大人の図書館森の中の大人の図書館
GREEN DOG 代官山 北村写真機店 IVY PLACE(ダイニング・バー・カフェ) 遊びの博物館ボーネルンド代官山 代官山Motovelo(電動アシスト自転車)などを含めた代官山T-SITE GARDEN ※写真はIVY PLACE

森の中の大人の図書館
蔦屋書店 区切られて見通しはきかない。イギリスの貴族の屋敷のライブラリーのような雰囲気。専門書などの物量がすごい。雑誌のバックナンバーもある。ファミリーマート、スターバックス、カフェなども併設されている。それが境界を曖昧にして混在している感じ。ちょっとずつ自分のものを開放し、共同で使う。カフェは本屋に場所を提供し、本屋はカフェに持ち込みを許している。(セキュリティの問題が当然出てくる。警備員が巡回しているのが目についた)

2階にはレンタルの映像が湾曲した棚にないものはないというくらいに並べられている。CDレンタルでは視聴スペースを設けて、自由に1人でスタバの飲み物を持ち込んで聞けるようになっている。

真ん中の棟の2階ラウンジが素晴らしかった。ANJINというらしい。
四つの壁にビンテージマガジンとアート作品が置かれている。それらをぐるっと回るのも楽しいが、名作椅子などを含めたソファなどでゆったりと食事や飲み物を楽しめる空間がすごい。
森の中の大人の図書館

人口は減る、確実なのは消費額が減ること。売上の減少は今ある形態では避けられない。その中でのビジネスはどの方向に向かっていくのか。

三浦展の「第四の消費~つながりを生み出す社会へ」、山崎亮の「コミュニティデザイン」に出てくるマルヤガーデンズなどとともに、次の時代のありかたに大きなヒントになりました。



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Posted by クールなお at 10:00│Comments(0)まちづくり
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