清水もつカレー総研事務局・清水ブランド大作戦事務局
2009年02月28日
星まつり 追分不動明王
来月28日(土)の「おもしろ清水まちあるき2 桜橋~狐ヶ崎編」でうかがう予定の、
追分三丁目にある真言宗醍醐派「明王山 延寿院」通称追分のお不動さんの星まつりにお参りに行く。
「星まつり」とはロマンティックな名前だが、正しくは
不動明王 開運星供大祭
人には、生年月日により生まれながらに一生変わらない星(本名星、元辰星、本名宮、本名曜、本名宿の五星)と、一年ごとに交替してその人につく星(当年星)とがあります。
これらの星は、その人の寿命や、貧富、栄枯盛衰、吉凶禍福等の運命をつかさどっています。
星供とは、これらの属星を供養して、厄除けと福寿増長を図るものです。
提灯が飾られ、御堂には明かりが点り、何人ものお手伝いの人が境内に集まり、年に一度の大祭というふうだ。
護摩壇がしつらえられ、灯明が灯され、お参りに来た方たちが座って待っている。
私も受付で、住所・名前・願い事欄に記入し御堂に上がらせてもらう。
厨子の前の「おまえだち」さん・・厨子のなかのご本尊にかわりお姿をさらす御不動さん、
脇侍の制吒童子(せいたかどうじ)と矜羯羅童子(こんがらどうじ)がお灯明に浮かび上がっている。
奧には役行者像が、真っ黒な姿で控えている。
行者姿の御当主が登場し、香で清めご祈祷が始まる。
いわゆる「真言」を唱えるので、意味は不明だが、気の遠くなるような長い間伝えられてきた呪文は意味は不明であっても、人知を越えた世界に届くもののようだ。
ホラ貝が吹かれ、護摩が焚かれ、火で清められた護摩木が人々に渡され、みなそれで身体のあちこちをなでている。浄められたり、悪いところを直してもらうことを願う。
それがまた回収され、焚かれる。
そして一人ひとりの肩に「はらいたまえ、きよめたまえ」と云いつつ杖でたたいてくれる。
私たちは、日々の生活のなかで罪を犯し、穢れを背負ってしまうものなのだ。
それをお参りし、神仏にゆるしをねがい、浄めてもらう。
昔からの行事には意味がある。
約40分くらいの加持祈祷がおわり、封筒に入ったお札を受けとっている。
「山梨県の方の分」といってひとかたまりを渡されていたので、相当遠くからも来ているようだ。
私も受付へまわると、きちんと住所名前を筆書きされたものを渡される。
なんと、七つのお札とお供物が入っている。
これから一年、なるべく罪をおかさず、穢れなき人生を!と願いつつ、
甘酒をいただき、帰路についた。
追:甘酒をいただいているときに出会った二人の女性は、清水の地名研究会に参加している方たちで、いろいろ面白い話を聞けました。
その研究した地をやはり歩くそうで、これも面白そうでした。
Posted by クールなお at 22:39│Comments(0)
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