清水もつカレー総研事務局・清水ブランド大作戦事務局
2009年03月30日
おもしろ清水まちあるき 志みづ道道標
旧東海道と志みづ道の分岐点、追分羊かん本店の脇に建てられている道標。
御影石でできており、追分羊かんの府川さんの話しでは、石屋さんがうらやましがるほどのいい御影石だそうだ。
建てられたのは元禄10(1697)年、この頃は街道が整備され、市場経済が発達し、文化が栄え天下太平の時代で、上方を中心にした三井、住友、鴻池などの豪商が現れた時代。
この道標も京都の豪商谷口一族により建てられたが、一族は東海道を中心に109ヶ所にこのような道標を建てた。
この谷口家は日蓮宗の信仰が篤く、この道標にも正面に「南無妙法蓮華経」と彫られ、側面に「是より志ミづ道」と「七面大明神守護」、裏面に寄進者の名前が彫られている。
七面大明神は日蓮宗、法華経、身延山の守護の竜神とされている。
身延山の背後にそびえる七面山(1989m)の頂上にはおおきな池があり、家康の側室お万のかたが寄進した敬慎院に七面天女として祀られている。
府川さんのお話によれば、「追分」とは重要な分岐点につけられた地名で、その他には東海道から鎌倉に行く道、西では伊勢神宮に行く道に「追分」があるそうです。
そんな説明をさせてもらい、追分羊かん本店へ!
Posted by クールなお at 10:00│Comments(0)
│まちづくり