清水もつカレー総研事務局・清水ブランド大作戦事務局
2010年05月15日
蔵が消える、記憶が消える
1昨日、そ乃田さんへいく。
隣の蔵のある家が解体作業に入っている。
驚いて、解体作業の監督に聞けば石蔵も壊すという。
壊せば、もう二度とよみがえることのないまちの記憶、石蔵がなくなる。
せめて、壊す前に見させてほしいとお願いし、昨日建築士会の木村精治さん(まちづくり考房SHIMIZU)、スギトモさんとともに踏み込む。
二つあるうち、後にある蔵が古い。
立派な梁が3間半(6m以上)の長さの一本の木が通っている。
どうも中にある道具に書かれている年月から推測するに
昭和7年(1932)年に作られたもののようだ。
さっそく、この梁がチップにならないように知り合いの建築家に連絡する。
その方によれば、もう少し早く分かっていれば、この石蔵ごと欲しいという人はいるという。
残念だが仕方がない。
蔵主の方、解体する蔵があるようなら連絡ください。
この蔵は、1月に隣接地が更地になり、ようやく人目に触れるようになったばかり。
こんなに早く解体されるとは思わなかった。
しかしオーナーにとっては、厄介者だったに違いない。
時代は移り変わり、仕事の仕方も商売も家族の形態も社会も変わっていく。
だとすれば、あまり頑固なものはつくらずに
木と紙と土で造った家で、作り直すのがいいかもしれない。
次々と建設される、再開発の高層ビルをみると
これが厄介者になる日は何年後くらいか?
と想像してしまう。
Posted by クールなお at 10:14│Comments(2)
│まちづくり
この記事へのコメント
調査、お疲れ様です。
蔵倶楽部の発足についても、やっていくということで
小生も、本腰をいれていろいろ
やっていかねばと思います。
解体が続く状況で、やや焦ってもいますが、
こういう状もどんどん発信していきましょう。
蔵倶楽部の発足についても、やっていくということで
小生も、本腰をいれていろいろ
やっていかねばと思います。
解体が続く状況で、やや焦ってもいますが、
こういう状もどんどん発信していきましょう。
Posted by チャオクボ at 2010年05月15日 21:19
>チャオクボさん
遅まきながら、とりあえずこの蔵調査の報告会、なんてどうでしょう。
遅まきながら、とりあえずこの蔵調査の報告会、なんてどうでしょう。
Posted by クールなお at 2010年06月04日 20:21