清水もつカレー総研事務局・清水ブランド大作戦事務局

2011年03月06日

二俣まちあるきワークショップ

天竜二俣へ「しみず蔵倶楽部」の地域貢献活動発表&まちあるきワークショップに行って来ました。
二俣まちあるきワークショップ
我らがチャオクボ部長がご挨拶。
そのご発表会
会津喜多方の金親氏による
「蔵のまち 喜多方スタイルの市民参加型まちづくり」の講演
まち歩きワークショップ→全体会→交流会
とタイトな一日でした。

二俣まちあるきワークショップ
あさの洋品店の蔵
ちょっと見にはスペイン風洋館とも見えそうな蔵
戦時中には作家の有吉佐和子さんが疎開生活を送ったという。

二俣にはこのような蔵が30ほど残されているというが、「蔵」という言葉の持つイメージどおりの重厚長大のものもあるが、もっと小振りな蔵がまちのなかにフツーにとけ込んでいる。
一緒に歩いた地元の人にとっては、この蔵が資源?お宝?と首を傾げる人もいた。

しかし蔵は、作られた時代の風を語り、土地の匂いを放つものである。
ファスト風土化する今、個性であり魅力を発信している。

そういえば道中、天竜浜名湖鉄道からは日本の原風景ともいうものを見ることができた。

二俣まちあるきワークショップ
そしてこれは二俣医院。
大正5年の棟札があるというから95年前の建物ということになる。
清水区蒲原の旧五十嵐邸が大正3年改築というからほぼ同時期のものだ。

どことなく雰囲気がにている。
隣接して立派な蔵もある。

そして看板建築。
このようなデザインは、ほとんどがモルタルなのに板を張り付けてある、珍しい!
二俣まちあるきワークショップ
なんとこれはオーシャンウィスキーの仕込み樽の楢材を使って作ったものだという。
相当な労作だ。

このような建築物が残っている、在ったまちというのはずいぶん繁栄した時代が合ったはず。

二俣は、文字通り川が合流する場所で、秋葉街道、鳳来寺街道、相良から塩尻に至る塩の道などの南北東西交通の交差点、そして水運。天竜杉や繭の集散地としてたいそう栄えた。
料亭や花街の跡、旅館などが残っている。

そういう文化を昼食で見たような気がした。
二俣まちあるきワークショップ
花がちりばめられて美しい。
料理を眼で食べる、日本料理の美しさを十分に表している。
こんなきれいな昼食弁当は滅多に見ない。

これって、見た目だけの町の様子が少し寂しいなんていうことより、きちんと文化が受け継がれている、残っているということではないか。

三つ星すし職人「数寄屋橋次郎」が修行の店!というのもあるのだ。

そして、今回活動発表のあった「二俣みがきの会」というまちおこしの市民活動。

二俣城 本田宗一郎ものづくり伝承館 秋野不矩美術館などの観光名所もある。

こういったまちの方が、中央資本のファスト文化に席巻されてしまった中途半端なまちよりも魅力がある。(コンビニを見かけなかった)
住民がまちに誇りを持って、活動していけば本当にいいまちになる(大変だけど)と思う。

おもしろ清水まちあるき 狐ヶ崎→桜橋 3月12日
こちらも楽しさ100% ご参加ください。


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Posted by クールなお at 18:53│Comments(2)まちづくり
この記事へのコメント
クールさん。余裕を感じる街並みでしたね。
各人がまちを歩いた感想を聞くことも
そういう視点もあるのか!っていう発見があって
とても興味深かったです。今後も地道に活動して
清水湊のまちの良さを発見・発信していきましょう。
小生もブログにアップしました。
http://emachizura.eshizuoka.jp/e694181.html
Posted by チャオクボ at 2011年03月06日 19:47
>チャオクボさん
本当に見た目だけの評価はこれからの時代あてにならないと思います。
華やかそうに見えても、ナショナルチェーンばかりのミニ東京のまちは
砂上の楼閣ともいえます。
人口減少、高齢化、ナショナルチェーンが撤退しだしたら、目も当てられない。
そんなまちには二俣は絶対ならない。

まちあるきは面白いです。
いろんな人に清水湊を歩いてもらいましょう。
喜多方の活動も参考になりました。
Posted by クールなおクールなお at 2011年03月07日 11:25
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