清水もつカレー総研事務局・清水ブランド大作戦事務局

2014年09月28日

人口減少

人口減少
静岡新聞
一昨日26日社説「人口減少 前提にした政策運営を」
昨日27日論壇「地域にも断捨離の時代」 伊東元重東大教授(静岡高校出身)

相次いで人口減少について記事が掲載された。

地方創生?
再生ではないのか。
創生は一から作り出すこと、地方はすでになくなってしまっているのか?

私が関わってきた地方の一形態としての商店街でいえば、なくなっているに等しい状況だろう。

1998年中心市街地活性化法 2000年まちづくり三法 
市街地の整備改善と商業等の活性化を目的に施行された。

規制緩和の小泉政権時代 中小商業の事業機会の保持・消費者利益の保護を目的とした大規模店舗規制法は廃止。
大型店が野放し状態で増え続け、中心街の空洞化は歯止めがかからなくなった。

GDPの6割を占める個人消費は、大手流通資本の大型店やインターネット販売がスタンダードとなり、
地方の中小商店での消費はほとんどないに等しい割合になってしまった。

地方で生み出された所得は、大手流通資本の所在する中央へ売上という形で吸い出されてしまう。

この構造を変えない限り、小手先の手法では地方再生は興らないだろう。

社説では「(地方の)経済状況を好転させて、雇用を安定化を図ることがまず必要」「女性が仕事と子育てを両立できる環境の整備」としているが、中央に資金が流出する、吸い出される状況を変えなければ実現は遠い。

論壇では「人口流出や減少を避けることができないと見れば、地域の社会資本を整理し、地域の人口を特定の地域に集約化するという取り組みが必要となる」として、人口減少は続くだろうから地域を見直すべきだとしている。

さんざんに、地方の若者がよい生活を持てない時代をつくり、非婚化、人口減少、地方の衰退というその原因をつくりだして、さあ今度は地方の再生だというのは、はなはだバランスを欠いた政治施策だったのではないだろうか。






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Posted by クールなお at 13:33│Comments(2)まちづくり
この記事へのコメント
ご無沙汰です。

コメント内容に、全面的に賛成です。また、いろいろと話したいです。

さて、台風。大丈夫でしたか?
清水区が大きく取り上げられていたもので。

フルイチ
Posted by フルイチタロー。 at 2014年10月06日 23:01
フルイチさん

お久しぶりです。
お元気そうでなによりです。

ブログもあまりあげなくなってしまいましたが、
もう少し発言していこうかな、と思います。

台風、私の所は大丈夫でしたが
地盤の悪いところでは、かなりの被害がありました。

19号が心配されます。
Posted by クールなおクールなお at 2014年10月10日 09:29
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    コメント(2)