清水もつカレー総研事務局・清水ブランド大作戦事務局
2014年10月24日
冷蔵庫でものを腐らせる人々
最近見聞きしたこと
1)藻谷浩介氏講演会「里浜資本主義」
2)Chikirinの日記 本当にかわいそうなのは誰なのか
3)日刊ゲンダイ 「消費増税」なのになぜ「年金削減」「保険料アップ」なのか
金子勝
で、共通することががいくつかあった。
それは「冷蔵庫にものを放り込んだままにして腐らせていく人々」だ。
これは、藻谷浩介さんが講演で云った言葉だが、いたく印象に残った。
それは「右肩上がりの経済成長期の恩恵を一身に受けた世代が資産を抱え込んでいる」(Chikirinの日記)
その人々のことだ。
藻谷さんもその著書「デフレの正体」のなかで、日本の現状打破策の第一として
高齢富裕者層から若い世代への所得移転の促進
をあげている。
そして日刊ゲンダイで金子勝さんは
消費増税の実施は「税と社会保障の一体改革」だったはずなのに、税収アップ分は公共事業と法人税減税に消えてしまい、社会保障の拡充にほとんど結びついていない。
といっているが、これでは国の詐欺的行為といえるのではないか。
再増税などとてもおぼつかない。
高齢者は格差が拡大し、二極化している。
老後破産という言葉が聞こえるようになった一方、
月に数十万もの年金を受け取り、医療費は一割負担、高齢者に対する優遇措置(これが社会保障?)を享受している人たちがいる。
これらの「冷蔵庫でものを腐らせる人々」の得たものは、地球資源や次世代からの収奪から成り立っている。
為政者がおこなうべきことは「富者も貧者もない」世界を作ることではないだろうか。
冷蔵庫を開けさせ、必要な人に必要なものが行き渡る仕組みが求められている。
以前のエントリ↓
「豊かさってなんだっけ」
Posted by クールなお at 11:17│Comments(0)
│まちづくり