清水もつカレー総研事務局・清水ブランド大作戦事務局

2008年09月17日

公共空間と青空市

清水駅前銀座にアーケードができたのは昭和42年(1967)
40年以上も前のことだ。
もちろん、お客様に来ていただくためだからだが、
立派に公共の福祉に寄与している。

雨や風、照りつける太陽から人々を優しく覆ってきた。
そして、10時から22時までの歩行者天国!

8㍍幅の、車が同一地平にいない空間は、えがたい公共空間だ。

そこで、清水駅前銀座ではずーっと、市民共有空間だと言ってきた。

アーケードで覆われ、デザインされたカラー舗道の駅前銀座アーケード街は、決して商店街の私物ではありません。ましてや国や県や市のものでもありません。
そこは「天下の往来」市民、住民みんなのものです。
皆さんがみんなに見て貰いたいもの、知って貰いたいもの、買ってほしいもの、自慢したいもの、訴えたいもの、それらすべてを飲み込む
「天下の往来」=駅前銀座は「市民共有空間」です

ずっと昔の企画書に書いた文書です。

その市民共有空間でのアート系イベント開催の打診にさる機関に行く。

道路で物を売るのはいけない、公益性がない、伝統的な祭りでもない、どこか他の空地で行いなさい。道路は歩行者のためのものです。

許認可を握る窓口で、短時間の説明でとうていその趣旨を説明しきれるものではない。

ここで口論しても始まらない。主催者でもない。

しかし一体道路は誰のためのものなのだろうか、しかも歩行者専用道路であるアーケード街でのイベントで、なにがいけないのだろうか。

人間は、歩行者であるかもしれない、しかし同時に生活者であり、人とものに出会い、買い物をする消費者であり、歌もうたい恋もする。

それを、道路を歩行者のためのものだとして、市民の空間だと認めない。
アートだとか文化だとかまちづくりに理解も関心もなさそうな(失礼)窓口に、
市民共有空間の使用を、管理範囲だと言って通行という機能だけに絞った許認可機関に、委ねてしまってはたしていいのだろうか。

青空市へのみちのりは遠い。
そしてまちづくりへの障害も多い。


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Posted by クールなお at 10:14│Comments(2)まちづくり
この記事へのコメント
天下の往来っていい言葉ですよね。

道も、川も、海も、天下の往来だったのに、
いつの間にか、
管理を任されているだけのお役所が我がもののようにふるまうと、
カヌーイストの野田さんがよく書いてました。

何かを始めようとすると、
予期せぬ障害が出てくるものなんですね。
Posted by sue at 2008年09月18日 00:38
天下の往来、のはずだよね。
最低限のルールは必要としても。

道路を警察から取り戻そう!
河川を国土交通省から取り戻そう!

そうしないと日本はよくならないね。

「日本の川を旅する」野田知佑は名著ですね。
Posted by クールなお at 2008年09月18日 11:51
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