清水もつカレー総研事務局・清水ブランド大作戦事務局
2009年06月15日
吉原 祇園祭
ずーっと前から気になっていた、吉原の祇園祭へ行ってきた。
祭はその土地の人たちが、昔から引き継いできた伝統で、その土地柄をよく現している。
吉原駅から、レトロな岳南鉄道で吉原本町駅まで行く。
今どき珍しい硬券(こうけん)でしかも変形。
往復券を求めたらこの「全線一日フリー乗車券」が来た。土日祝日はこれで一日乗り放題!
全長9.2㌔10駅のミニ鉄道の旅も思いしろかもしれない。
天浜線ものってみたいけど。
駅を降りればもうそこが祭会場、山車が綱で引かれてくる。
引いているのはゆかたや法被や祭衣装を着た子ども達やお母さんたち、普段着の人もいる。
男衆は山車本体にとりついて、コントロールしている。
舵取りやブレーキ、事故のないようにしている。
また、まちの長老たちも付き添っている。
こうして、まちのみんながこの山車のもと集まり2日間にわたり時を過ごす。
山車を運行する、鉦や太鼓や笛の練習を何週間もする。
こういうまちはつながりがあり、きっと住みやすい。
そして祭の華、山車の囃子手には子ども達をのせているまちも多い。
大勢の大人たちのなかで、社会の一員としての役割を担っている。
教育・体育・食育も大事だけれど、このような街育もずっと大事だと思う。
みんな自分の町内の山車のまわりに集まって楽しそうだ。
こんなのは大人になってもずっと自分の大切な思い出になるだろう。
うらやましいお祭だ。屋台の囃子手もさまざまだ。
青年団ふう
威勢の良い若い衆
正統派というか正調のお囃子、若者を年配者が支える。
熟女軍団に
ギャル軍団とさまざまだ。
まつりも佳境に入ってきて、街の一ヶ所に続々と集まり出す。
さして広くもない辻に8台もの山車が終結し、お囃子が一段と熱を帯びる。
笛と鉦で盛り上げるお姉さん
アーケードの屋根にも届こうという山車の上で囃す男衆
アルコールを片手にヒートアップ
一気飲みがはじまる。
肩車で気勢を上げる。
もう興奮は最高潮。
でも、鉦や太鼓の演奏合戦ですごく平和的で楽しい。
もろ肌脱いだお姉さんたちも一気飲みで盛り上がる。
まち系NPOダイヒョーも黙ってられない、のりまくってます。
この勢いにちょっと引いていたのがギャル軍団
オヤジや熟女軍団にはすこしまけるわな。
しかしこの宴もやがて終わる。
一台の山車が引き返しはじめると、次から次へと自分の町内へ帰りはじめてお開きに。
でもまちのあちこちに、自分の町内の山車を中心に人々が集まり名残を惜しんでいた。
うーんいい祭だ。これなら引きこもりや、家庭内暴力や、孤独死はないと思われる。
とくに隣人祭りしなくても、人々のつながりはある。
東海道・吉原宿、まちが人々を支えている。いいまちだ。
Posted by クールなお at 16:33│Comments(6)
│community
この記事へのコメント
吉原祗園祭に来ていただき、ありがとうございます!
この究極の隣人祭・・・人間関係が濃密なだけに、
そりゃそれで、いろいろあるんですけどね〜。
とにかく、この町に産まれ育ったことに感謝する瞬間です。
この究極の隣人祭・・・人間関係が濃密なだけに、
そりゃそれで、いろいろあるんですけどね〜。
とにかく、この町に産まれ育ったことに感謝する瞬間です。
Posted by 吉原宿ダイヒョー at 2009年06月16日 12:26
>ダイヒョー
帰りがけによった酒店でも、この祭には誇りをもっていたし、
電車で一緒になった祖母に連れられた子ども達も、
すこし言葉を交わしただけで、
富士駅で降りるときには、「さようなら」とてを振ってくるし、
人と人とのつながりがあるまち、と感じました。
空き店舗がなんのという評価ではみえないところに、
東海道吉原宿の文化の高さ、豊かさがあると見ました。
いやー、いいまちだねぇ。
帰りがけによった酒店でも、この祭には誇りをもっていたし、
電車で一緒になった祖母に連れられた子ども達も、
すこし言葉を交わしただけで、
富士駅で降りるときには、「さようなら」とてを振ってくるし、
人と人とのつながりがあるまち、と感じました。
空き店舗がなんのという評価ではみえないところに、
東海道吉原宿の文化の高さ、豊かさがあると見ました。
いやー、いいまちだねぇ。
Posted by クールなお at 2009年06月17日 06:00
クールなおさん、こんにちわ。ご無沙汰しています。
>一台の山車が引き返しはじめると、次から次へと自分の町内へ帰りはじめてお開きに。
>でもまちのあちこちに、自分の町内の山車を中心に人々が集まり名残を惜しんでいた。
あまりにも面白い文章、生き生きとした人間臭さ丸出しの見事な
写真の数々にグイグイと引き込まれ、一気に読んでしまいました。
3年に1度の島田大祭を私も毎回楽しんでおり、
祭りのたびに島田に生まれ育ったことに感謝しています。
まさに吉原のダイヒョーさんがおっしゃる通りです。
「街育」、いい言葉ですね。さすがクールなおさん!
>一台の山車が引き返しはじめると、次から次へと自分の町内へ帰りはじめてお開きに。
>でもまちのあちこちに、自分の町内の山車を中心に人々が集まり名残を惜しんでいた。
あまりにも面白い文章、生き生きとした人間臭さ丸出しの見事な
写真の数々にグイグイと引き込まれ、一気に読んでしまいました。
3年に1度の島田大祭を私も毎回楽しんでおり、
祭りのたびに島田に生まれ育ったことに感謝しています。
まさに吉原のダイヒョーさんがおっしゃる通りです。
「街育」、いい言葉ですね。さすがクールなおさん!
Posted by むらまつ at 2009年06月20日 16:04
>むらまつさん
いつも拝見しています。
島田の帯祭、子どものころ母親に手を引かれ行ったことを覚えています。
6丁目映画館のみのる座が母の叔母(桜井)の家作であり、叔母の家は仕立物屋をしていたそうです。
そんな縁で行ったのだと思います。
島田は川止めのまちで、多くの文化が花咲いたのにそれが現在あまり伝わっているとは思えません。
帯祭今度行ってみようかと思います。
いつも拝見しています。
島田の帯祭、子どものころ母親に手を引かれ行ったことを覚えています。
6丁目映画館のみのる座が母の叔母(桜井)の家作であり、叔母の家は仕立物屋をしていたそうです。
そんな縁で行ったのだと思います。
島田は川止めのまちで、多くの文化が花咲いたのにそれが現在あまり伝わっているとは思えません。
帯祭今度行ってみようかと思います。
Posted by クールなお at 2009年06月22日 11:42
>クールなおさん
6丁目のみのる座、今でも現役で頑張ってます。
すぐそばに島田で一番人気の和菓子屋さん、「龍月堂」があります。
名物女将がいるお米屋さん、「高岡米店」はその隣りです。
昔ながらのおもちゃ屋さん、「こどもや」はみのる座入り口付近にあります。
三角形のおにぎり、かんぴょうののり巻き、いなりずし、みたらし団子などを
見た目も味も昔のままで売り続けている「たぬき屋」も人気店です。
6丁目界隈は、町並みが古く、見た目はパッとしませんが、
昭和の雰囲気、名残が残っており、懐かしさを感じる場所です。
6丁目のみのる座、今でも現役で頑張ってます。
すぐそばに島田で一番人気の和菓子屋さん、「龍月堂」があります。
名物女将がいるお米屋さん、「高岡米店」はその隣りです。
昔ながらのおもちゃ屋さん、「こどもや」はみのる座入り口付近にあります。
三角形のおにぎり、かんぴょうののり巻き、いなりずし、みたらし団子などを
見た目も味も昔のままで売り続けている「たぬき屋」も人気店です。
6丁目界隈は、町並みが古く、見た目はパッとしませんが、
昭和の雰囲気、名残が残っており、懐かしさを感じる場所です。
Posted by むらまつ at 2009年06月22日 14:09
>むらまつさん
島田、ますます行きたくなりました。
という矢先、前からお声は掛けてもらっていたのですが、
今日メールが来て、志太準倫理法人会で話しをする機会が島田でできました。
早朝行う講話ですので、前泊しその際に島田の商業関係の方たちと、倫理法人会の人たちと話しをしたい(一杯飲みたい)という申し出がありました。
どうでしょうか、
島田商連会長はまだ岡田文具さんでしょうか。
私から島田の商業者の方に声掛けしてくれるように頼まれました。
島田、ますます行きたくなりました。
という矢先、前からお声は掛けてもらっていたのですが、
今日メールが来て、志太準倫理法人会で話しをする機会が島田でできました。
早朝行う講話ですので、前泊しその際に島田の商業関係の方たちと、倫理法人会の人たちと話しをしたい(一杯飲みたい)という申し出がありました。
どうでしょうか、
島田商連会長はまだ岡田文具さんでしょうか。
私から島田の商業者の方に声掛けしてくれるように頼まれました。
Posted by クールなお at 2009年06月22日 20:59