清水もつカレー総研事務局・清水ブランド大作戦事務局
2009年12月19日
輪行+山歩き(野仏)
用宗から小坂にはいり、日本坂峠を目指す。
いよいよこれから坂道にかかる古道の分岐点に花沢観音がある。
花沢は日本坂を越えた焼津市の集落の地名だが何かの縁があるのだろう。
子どもの無病息災に庶民から信奉が篤かったとある。
日本坂峠におわします地蔵さま。
ほこらというにはあまりに素朴な石材を組んだなかに祀られている。
膝元には、また小さな地蔵様が寄り添ってたっている。
また、背後にももう一体のお地蔵様がいる。
そして、石に穴をあけひもを通し吊る下げてある。
何のいわれか分からないが、それぞれに、人々の願いがたくされているのだろう。
美しい花が手向けられ、ひっそりと古道の峠にある地蔵様。
日本坂を焼津に下ったところにある花沢の里、その集落にあり奈良時代に開山したといわれる法華寺。その参道入り口にあり、お詣りする人を迎えてくれる野仏達。
庚申塔、人もそう通らない山道で地元の人により昔の言い伝えを受け継ぎ大事にされている。
みずみずしい榊が供えられている。
またこの地では六地蔵もよく見かけた。
写真は花沢城址のものだが、法華寺にもまたほかの墓地などにもあった。
こうして古いものが大事にされ、自分が生まれる何世代も何世代も前からのものが残っている地域というのは、本当に安定していて、暮らしやすい気がする。
まちは古いものが壊され(といっても、戦後に建てられたそう歴史に耐えられそうなものはないが)、一見華やかな様相をいっとき見せるが、たった百年といった時間に耐えられるものがどれだけあるのだろうか。
こういう隠れ里を見ると、まちが使い捨てられているように思えます。
輪行+山歩き(用宗)
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Posted by クールなお at 19:00│Comments(0)
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