清水もつカレー総研事務局・清水ブランド大作戦事務局

2010年02月02日

親亀、友亀、番亀?

親亀、友亀、番亀?
この寒さに、ひなたぼっこの亀三匹。
甲羅干しに念がないが、上になった亀の日陰に他の二匹がなってしまう。
じゃれているのだろうか。置き石が温まっていておなかが暖かいのだろうか。

みていてほほえましい。

親亀、友亀、番亀?
この亀さんたちの、100mほど西寄りにある、清水銀行由比支店本町特別出張所は、大正14(1925)年に建てられたもので、国の有形登録文化財。
由比町初の鉄筋コンクリート建築、清水にある日本最古?のコンクリート造りの寺院、光福寺と同じく、地元の人間の施工というのがうれしい。

ここから話は一気に暗くなる。

1月31日NHKスペシャルで放送された「無縁社会」
孤独死は、誰にも気づかれず、立ち会う人もなく独りで死んでいくことだが、
無縁死とは、なくなってもどこの誰かがわからず、お骨の引き取り手もいない人の死。
それが年間3万2千人に上るという。

仕事をしている間は、会社や同僚とのつながりがある。
しかし、失業や定年で勤めをやめ、アパートなどで独り暮らししている人がなくなると、誰もその人の身寄りを知らない。

残された手がかりから故郷をさがしても、とうに実家はなかったり、兄弟とも音信不通であったり、さまざまな理由で縁が切れてしまっている。
そして亡くなっても、どこの誰かわからない、誰も引き取り手がない。
無縁死! (行旅死亡人という言葉を初めて聞いた)

会社を辞めたら地域とつながってほしい。
独り暮らしの人はとくにそうだ。



そんななかで、地域にずーっとあり続けるこの銀行のような建物は、本当に貴重だと思う。
そして、背中に乗っかってくるような仲間がいることが必要だと思う。
みていて楽しいのは、我々がそんなつながりを失いかけているからだろうか。




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Posted by クールなお at 22:22│Comments(2)まちづくり
この記事へのコメント
今日は、おじゃましました。がんばりますよ!
親亀、友亀、番亀ときて、恩師「膳亀」を思い出した次第です。

えんどうまめ一家のおとなりのアパートは、あいかわらず独居専門老人ホームと化していますが、アパート内での連帯がありますので、死後数日経過ってことはないです。
Posted by えんどうまめ先輩えんどうまめ先輩 at 2010年02月03日 00:43
>えんどうまめ先輩
善亀さんは、たしかうちの子供も教わったようなことを聞きました。

独居老人の連携があるのは、清水ならではだと思います。
つながり直しは、資本主義経済のなかでは永遠のテーマとなります。

社会体制を変えないかぎり続くのでしょう。
Posted by クールなおクールなお at 2010年02月03日 10:52
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    コメント(2)