清水もつカレー総研事務局・清水ブランド大作戦事務局

2008年09月29日

溶ける?枯れる?野菜

溶ける?枯れる?野菜
昨日、お客様から聞いた話。
景気が悪くなると、自給自足で食料生産を自らしなくちゃね、なんて話から、

そのお客様の話が衝撃的だった。
「買った野菜は、古くなると溶けるけど、無農薬で作った野菜は枯れる」
「農薬と化学肥料で作られた今の市場に出ている野菜は怖い」

「買ってきた野菜は古くなるとどろどろと溶けていく、べたべたと悪臭を放つが、無農薬の自家菜園でつくったものは、枯れて小さくなっていくだけ」
「それと味が違う。大きさや形は落ちるけど、おいしい。ニンジンはニンジンらしく、ピーマンはピーマンの味がする」

普段当たり前に食べている野菜がヘンな腐り方をする。
直接われわれの身体に害を与えているとは云えないが、
身体につながり、大きな影響を受ける精神に変調をきたしていないか。

ゲージに入れられ、成長ホルモン入りの飼料を与えられ、昼夜を錯覚させる灯りで管理され生産されていく動物は大変なストレスを感じて育つという。
それをファストフード店で調理され、出されるものを食べているのが、若者の食生活だとしたら、怖い。
どこにその怖さの根拠があるのだと云われれば、証明するものはないが、科学的に証明されなければ害がないとは云えない。
私たちの感覚が、命としての直感が怖いと思わせるのだ。

食は、生・命に直接かかわるもの。

世間で騒がれている食の安全、それは違法行為という事であるが、
そうではなくて、今の社会のみんなが認めている社会行動原理
早い、効率よく、安く、市場原理のもと地域から離れたものをもってくる、より多く、より色鮮やかに、より大きく、より見た目よく・・・
その結果の私たちの生活に深く浸透し、当たり前にあるものが、じつは怖い。


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Posted by クールなお at 14:59│Comments(6)Food
この記事へのコメント
>買ってきた野菜は古くなるとどろどろと溶けていく、
べたべたと悪臭を放つが、無農薬の自家菜園でつくったものは、枯れて小さくなっていくだけ

これはたしかに衝撃的ですね。
最近、我が家の小さな庭で野菜の自家栽培をやろうと
家族で話し合っていましたが、これで弾みがつきそうです。
Posted by 村松村松 at 2008年09月29日 17:54
>村松さん
昔からうわさはありました。某パン会社の社員は自社のパンを決して食べないと、ある地方の農家では、農薬を使って育てた出荷生産物を自分たちは決して食べないと。養殖の奇形の魚を、卸してしまえばわからないと大手スーパーで売っていると。
食の安全、「買ってはいけない」がベストセラーになったのはもう9年前ぐらい。
もっと悪い状況になっている。
自給自足しかないですね。
Posted by クールなお at 2008年09月29日 22:36
信頼のおける「人」から購入。
顔が見れればよいだけでなく、生産履歴においてもですよ。
今世の中に、青ざめている業者がどれだけいることでしょう。
無農薬や無添加と表示されていても落とし穴はあります。

いのちは工業製品ではありません
私たち いのちあるものは いのちを戴いて いのちを繋いでいる

生きてゆくために 何を求めますか?

映画「いのちの食べかた」
再度、サールナートホール シネ・ギャラリーにて上映されます。
http://www.at-s.com/html/sarnath/topics/index.html
11/8(土)~11/21(金) 詳細未定 要確認
Posted by ゆいまーるゆいまーる at 2008年09月30日 05:26
>ゆいまーるさん
商店街の広報紙に「商店街の生き残り策-環境・安全が競争力」を書いたのは、2000年。
『市場経済のもと、自由競争にさらされている企業は効率を求め安く大量に生産し、流通させるために、保存料、合成添加物、合成着色料、発色剤を加え、環境ホルモンの溶け出すおそれのある容器を使用している。・・不要不急、不必要で有害無益な商品が出回っている』

今年、「スロー店舗宣言」を書いた。
『私たちスローな店舗は、合理化、効率化のかわりにお客様にかける時間はたっぷりあって、お年寄りや小さなお子さまづれの方にもゆったり対応します。顔が見える商売をしていますので、偽装やインチキをしません。安全な物を売ります』

反グローバル化、モノが交換される前に、人とひとの交歓がある仕事なら喜びも安全も安心ももたらされるのではないでしょうか。
Posted by クールなお at 2008年09月30日 12:12
人間の口に直接入るものに携わる仕事をする者には
慄然とする真実ですね。

今、レザンレザンにハーブや全粒粉を分けていただいている、
方にもそのようなお話、うかがっていました。
お米も同じだそうです。
無農薬米は何年たっても、同じかたちだそうですが
農薬たっぷりのお米はタールみたいに溶けるんだそうです。

人の体は食べるものでできている。

ものを作る時も、食べる時も
これだけは忘れたくない。
Posted by レザンレザン at 2008年10月01日 10:19
>レザンレザンさん
お客様が言ったこと、そのまま真実としてもちろん聞いていたのですが、お米の話をお聞きし、なんか慄然とします。

不耕起移植栽培、冬期潅水の稲作で農薬がいらない、田んぼに生き物が戻ったというのをテレビでやっていますが、
「早く、安く、効率よく」の落とし穴がこのごろ顕在化してきた気がします。
Posted by クールなおクールなお at 2008年10月01日 10:56
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