清水もつカレー総研事務局・清水ブランド大作戦事務局
2007年02月28日
謎のいぼたろう
「いぼたろう」と聞いて皆さんはどう思われるでしょうか。日本昔話のこぶとり爺さんのたぐいの人物を思い浮かべると思いますが、わが家ではたんに「いぼた」と呼んでいて、家具屋にはなくてならないもので、毎日使っていました。そのうえ母親は「これは虫の糞だ」というのです。なぞのイボタロウとして、毎日使っていたのですが、最近ようやく謎が説けました。
実はイボ-太郎ではなくて、イボタ-蝋だったのです。いぼたの木につくいぼたろうむしという蛾が分泌する液から作った蝋がその正体だったのです。いぼたは水蝋と表記します。母親がいったことも間違いではなかったのです。
ともあれ、家具屋ではタンスが入荷した時や、売れて配達するとき、「調子を見る」といって、引き出しの滑り具合、引き戸の開け閉ての様子を見ながら、このイボタロウを擦れ合うところに塗りつけるのでした。それでも堅いときは、かんなで削るなどして、出荷したものです。
この仕事が非効率で地味な仕事でいやでしたが、考えてみればこれがもっとも大事な仕事で、これを怠らなかったから、我が家のタンスは評判がいいのでした(我田引水)。
ともあれ、家具屋ではタンスが入荷した時や、売れて配達するとき、「調子を見る」といって、引き出しの滑り具合、引き戸の開け閉ての様子を見ながら、このイボタロウを擦れ合うところに塗りつけるのでした。それでも堅いときは、かんなで削るなどして、出荷したものです。
この仕事が非効率で地味な仕事でいやでしたが、考えてみればこれがもっとも大事な仕事で、これを怠らなかったから、我が家のタンスは評判がいいのでした(我田引水)。
Posted by クールなお at 09:51│Comments(2)
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あなたはイボは人に触ったりすると感染すると思いますか?イボ(ウイルス性疣贅)はウイルスが感染してできる皮膚や粘膜の病気ですから、もちろん「うつる」可能性が十分にあります。...
皮膚病 いぼ イボ【いぼは人にうつるのか?】【皮膚病の原因と症状、種類を知ろう!】at 2007年10月23日 18:58
この記事へのコメント
クールなおさん、こんにちは♪
父が家具屋をしていたので・・イボタロウ、知ってます。
トラックの荷台の床に塗りつけるとすべりが良くなるので、
うちではそういった使い方をしてました。
父が家具屋をしていたので・・イボタロウ、知ってます。
トラックの荷台の床に塗りつけるとすべりが良くなるので、
うちではそういった使い方をしてました。
Posted by ゆみ at 2007年02月28日 12:36
ゆみさん、こんにちは!
静岡は家具屋が多かったのですが、少なくなってしまいました。
イボタは暑くなっても溶けないので、ろうそくの蝋とは全然違うそうです。
蜜蝋・鯨蝋・木蝋など自然素材の蝋は知っていましたが、ようやくイボタを理解しました。
静岡は家具屋が多かったのですが、少なくなってしまいました。
イボタは暑くなっても溶けないので、ろうそくの蝋とは全然違うそうです。
蜜蝋・鯨蝋・木蝋など自然素材の蝋は知っていましたが、ようやくイボタを理解しました。
Posted by くーるなお at 2007年03月01日 11:01