清水もつカレー総研事務局・清水ブランド大作戦事務局
2011年12月23日
椅子の修理
椅子の修理が持ち込まれました。
今から30~40年前、飛騨の家具としてブームになった椅子です。
この椅子は「アッサム」という品名でブナ材無垢板を使用した、
キツツキマークがついた飛騨産業の商品でした。
無垢といっても板を接(は)いで作った座板ですので、接着剤の寿命がきて接合部分が離れてしまったものです。
「ハギがとぶ」という言い方をします。
これを接着し直し復元します。
圧着するために、道具を使います。
また、背中を支える両側の二本の支柱は、
くさびで固定してありますが緩んでいたため、
新たにくさびを薄板を削ってつくり固定します。
そして、外れていた背板を組み込んで終了です。
もともと、飛騨産業の椅子はパーツできて営業所で組み立てたものなので、
分解し修理が可能です。
先日も同じ飛騨産業のロッキングチェアが同じように「ハギがとんで」持ち込まれました。
これは「ネバダ」という商品名で、楢材を使用したいい商品でした。
40年近く使われた家具ですが、頻繁に触れる場所の塗装がはがれ、いい味わいを出しています。
経年変化を楽しむ、そんなことができる家具ですので、壊れた捨てる!
そう思う前にちょっと家具屋に相談下さい。
このブナ材が何年ものかわかりませんが、100年は使ってやりたいエコな椅子です。
Posted by クールなお at 17:26│Comments(0)
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