清水もつカレー総研事務局・清水ブランド大作戦事務局

2008年11月05日

買ってはいけない

商店街広報紙「清水駅前銀座INFORMATION」に9年前に書いた記事。
商店街の生き残り策 環境・安全が競争力 ベストセラー「買ってはいけない」から考える。

あれからますます、何も構造は変わらず突き進んでいる。

『市場経済の負の部分
「買ってはいけない」は市場経済の中で、大企業が大量生産し、大手流通業が大量に販売する商品にいかに危険がひそんでいるかを告発している。皆さんは聞いたことがないだろうか。某パン会社の社員は自社のパンを決して食べないという話を。ある地方の農家では、農薬を使って育てた出荷生産物を自分たちは食べない。自分たちの食べる分には農薬を使わない。奇形の魚を刺身にしておろしてしまえば分からないと大手スーパーで安売りしている、などの話を。』

『市場経済のもと、自由競争にさらされている企業は効率を求め安く大量に生産し、流通させるために、保存料、合成添加物、合成着色料、発色剤を加え、環境ホルモンの溶け出す恐れのある容器を使用している。歯磨きにもシャンプーにも洗顔フォームにも洗濯・台所用と代わらない合成洗剤が使われている。意味がないか、かえって有害な化粧品。などなど不要不急、不必要で有害無益な商品がいかに多く流通しているかを告発している。市場経済の負の部分が告発されている。』

『個人商店が大型店より強い点
消費者に必要とされる物を売る。消費者に「大手スーパーで売ってる物なんか、危なくて買えないわよ。このごろはほとんど駅前銀座で、自然食品とか粉石鹸買っているわよ。駅前銀座のフィリピン・ネグロス島の無農薬バナナおいしい、今までのバナナは一体何だったの。」というような会話がされるようになったらいい。
このような商品は、特殊需要、小ロット、保存がきかないため地場産品、口コミ、地域情報、地域社会、多様な価値観などにむいているので、大手スーパーより個人商店によりチャンスがある。そしてそこに商店街の存在理由を見いだすことができるのではないだろうか。』

圷さんの伊太利亭、リアルフードマーケットあくつなどが、注目を集める。
地域つながり、地域ブログ、地産地消、ご当地グルメ、秘密のケンミンSHOW、地域資源・・。

最近新聞の全国紙を久しぶりに読んだ。
以前はそれなりに面白いと思ったが、全然面白くなかった。
興味が自分の住む地域にむいているからだと思う。

工業・産業時代には、人々は地縁・血縁から離れることを望んだ。
脱工業化社会といわれ、人口減少など縮みゆくなか再び「つながり」が求められる時代になった。「つながり」がキーワード、地域がキーワード。
そんななかで商店街の活路は見いだせるのだろうか。




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Posted by クールなお at 06:49│Comments(3)ecommunity
この記事へのコメント
酔っぱらいのチャオクボです。朝から呑んでいます。
Posted by チャオクボ at 2008年11月05日 07:26
大企業さん 
スーパーさん 
生産者さん 
にせものさん へ

嘘をついて、上手く人をダマせても、自分はダマせません。
悲しくなる行為はサヨナラ。
つながっていけば、楽しくなりますよ♪
Posted by ゆいまーるゆいまーる at 2008年11月05日 10:05
>ゆいまーるさん
最近は、産地偽装が加わりました。
偽、人をいつわるって情けないよね。
Posted by クールなお at 2008年11月05日 13:20
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買ってはいけない
    コメント(3)