清水もつカレー総研事務局・清水ブランド大作戦事務局

2008年11月13日

居酒屋一人呑み

居酒屋一人呑み

居酒屋に一人で呑みに入る、ということは今までまずなかった、と思う。
仲のいい友人と、はじめて会う人と、やはり酒が入れば人となりがわかるし、
呑んで談論風発、議論もいいし、馬鹿話しても楽しい。

好きな女の子(女性)と飲むのは楽しい。

一人で居酒屋で飲むって、何か手持ちぶたさで、さみしい奴とか思われそうだし、
よっぽど酒が好きなんだな、一人で来るなんて!と思われるのもイヤだ。

と、かように思っていたのだが、「清水もつカレー総研」を始めてから、
もつカレーはたんにB級グルメ、ご当地グルメじゃない。

焼きそば、おでんが、駄菓子屋で食べられていて、
駄菓子屋は、その地域の子供やおばさんや多くの人たちが立ち寄るコミュニティだった。

同じようにもつカレーの食べられる居酒屋も、やはり地域のコミュニティの場である。
居酒屋はたんに酒肴を楽しむだけではなく、その町に住む人の社交の場であり
心のよりどころで、そこに土地に根ざす居酒屋の価値がある。
太田和彦「居酒屋道楽」新潮文庫


焼きそばも、おでんも、そしてもつカレーも地域コミュニティと切り離せない。だから単なるご当地グルメじゃない。

でどうも、居酒屋道(そんなのあるかよ)を極めていくと、「居酒屋一人呑み」に行き着くようだ。

そこで独り飲みを敢行してみた。
JR清水駅から北へ2,3分の古くからある「大衆割烹もちづき」だ。
まずは燗酒2合を頼んで、品書きを見ると好物の馬刺しが黒板にあり注文。

お通しの里芋とともにゆっくりと飲む。
何するのでもなく、手帳を見直したり、持っていた映画のパンフレットを眺めたり、
携帯メールを見直したり、それも真剣ではなく、しているフリ。
心に浮かぶよしなしごとを、ひとり楽しむ。

まぁ、ようするにぼおっとしている。
居酒屋の主人に怪しまれないように振る舞いながら、酔いがまわるに任せるのはいいものだ。

つぎに、ありました「もつカレー」!と瓶ビールを注文。
すると、カウンターのむこうの席の客が、もつカレーを注文する声が聞こえて、
うれしくなる。清水じゃ「もつカレー」が居酒屋の定番メニューなのだ。

そしてビールは大瓶なのでこれまた時間をかけて飲む!
家を離れ、一人で何するのでもなく孤独を楽しむという時間もいいものだ。
家で飲めば安上がりなのだが、新聞もラジオもテレビも音楽もあると、
何もしないということが、なかなか難しい。

その点居酒屋はいい。

さしもの瓶ビールも空になり、かえろうと思ったが、
締めに、樽酒を一杯。つまみも無しにちびちびと味わっていただく。

国家の品格から、女性の品格までにぎにぎしいが
酒の飲み方にも品格があって、「酒品」というらしい。

いい年になったら、品格ある酒の飲み方を身につけたいものだ。
クールなお「酒」、かっこいいかも。

明日は人気のあった「清水港界隈ほろ酔いツアー」
これは運営者側なのだが、一緒に参加、これは楽しいぞ!


同じカテゴリー(清水もつカレー)の記事画像
清水もつカレーコロッケお披露目試食会
洋上のブルームーン
熱海に清水もつカレー?
もつカレーシャツ
もつカレ手ぬぐい発売!
信濃大町カレーストリートへ行ってきました
同じカテゴリー(清水もつカレー)の記事
 清水もつカレーコロッケお披露目試食会 (2017-05-12 11:01)
 洋上のブルームーン (2012-08-31 23:37)
 熱海に清水もつカレー? (2012-08-27 12:39)
 もつカレーシャツ (2012-08-06 17:53)
 もつカレ手ぬぐい発売! (2012-07-02 17:45)
 信濃大町カレーストリートへ行ってきました (2012-05-28 19:30)

Posted by クールなお at 21:33│Comments(7)清水もつカレー
この記事へのコメント
はじめまして。

もつカレーにつられてきました。^^;
ひとり飲み、ひとり食べ、普通にお気に入りのお店みつけていっちゃいます。
何度かみんなと足を運んで 大丈夫かなって感じの 好きなお店に焼酎のボトルいれたり、、、勇気だして楽しんでます。土地土地のことをお話伺いながら おいしいものを飲んで食べる ひとり時間も大好きです。(^^)
Posted by mamamama at 2008年11月13日 22:11
まわりを観察するに、
一人で居酒屋に行く人は、暗い寂しい人よりも
社交的で明るい人が多いですね。

一人で行くと、意外とリーズナブルな気もします。
自分の量、食べたいものだけ、、、ですむからでしょうね。

これから退職する団塊の世代の「おとっつぁん」たちが
居酒屋で、まちづくり談義。
金はないけど時間はあるよ、、、と楽しみながら動き出す。
いろんなことを支えあう。。。そういうことが体感できるといいな。
Posted by チャオクボチャオクボ at 2008年11月14日 01:33
所長、泡が溢れています。
太田和彦「居酒屋道楽」拝読してみたいです。

本日は よろしくお願いします!
Posted by ゆいまーるゆいまーる at 2008年11月14日 06:55
>mamaさん
偶然というか、コメントをいただく前に「おうちで居酒屋」拝見していました。
もつカレーおいしそうでした。これなら出かけなくても良さそうですが、居酒屋はたんに酒肴を楽しむだけではないので、外で飲むお父さんたちを許してやってくださいね。
独りを楽しめるって大人ですね。

>チャオクボさん
チャオクボちゃんも、なかなかの達人ではないですか。
リーズナブルは実感しました。
飲みたいものを飲みたいだけ、つまみもそこそこ。
居酒屋は居心地を楽しむものだから、酒肴はゆっくり自分の好きなものを、やや少なめに味わえばいい。

OYAJI集団に、大人のみを憶えて欲しい。
団塊はいつも群れていたからね。

>ゆいまーるさん
酒品にはまだほど遠い写真をアップしてしまった。
気にはなったんだけど、まあいいか!
今日のほろ酔いツアーはグループのみ。
地域での名店めぐり、また新たな発見があるのは必然、当然、自然!
いっぱい「ステキ発見」がまってます。

よろしくどうぞ。
Posted by クールなお at 2008年11月14日 07:12
おはようございます!!

一人飲み!若い頃はまずしませんでしたが、ここ最近一人でふらっと知らないお店に入るのが好きになりました(^^)/
Posted by すし屋のうめさん at 2008年11月14日 07:47
所長、私も溢れた泡が気になりました。

宴会では、お酒は注いで注がれるものでしょうが
私は1人で手酌酒、も好きです。
そして、コップから溢れたビールも好きです。
Posted by こうこう at 2008年11月14日 16:53
>うめさん
知らない町で、独りで、ふらっと飲みに入る。
これがよさそう。
時々男は行方不明になるべきだ。

「昨日の夜はどこへ行ってたの?」
「そんな昔のことは忘れた」
おお、ハンフリーボガードのリックのようではないか。

>こうさん
あまりつっこまないでください。
お酒やビールがしみ込んで、カウンターはいい味出すのです。

酒はひとりでのむべかりけり  牧水(だったか)
Posted by クールなお at 2008年11月14日 17:02
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
居酒屋一人呑み
    コメント(7)