清水もつカレー総研事務局・清水ブランド大作戦事務局

2009年09月27日

スピリチャル通り構想

スピリチャル通り構想
スピリチャル通り構想

全国の地方都市の中心商店街はどこも空き店舗が増加して、店舗の不連続が著しく賑わいを損なっている。

そこで行政も空き店舗対策として、シャッターを開けるべく支援施策をもうけている。
また起業・就労などを支援する制度もたくさんある。
しかし、実情はその制度自体を利用する商店街がほとんどない。

最近の空き店舗が埋まった実例はほとんどが居酒屋だ。

そのなかで、注目しているのが「幸福の科学」だ。
一年くらい前に空き店舗だったところに入った。
商店街活動には積極的に協力してくれるし、イベントにも参加してくれる。

そこで提案だが、空き店舗に宗教団体に入ってもらったらどうだろうか。
そして布教活動や集会の場として利用してもらう。

新興宗教だろうが、既存宗教だろうが宗派は問わない。
それぞれがアーケードの下で辻説法して信者獲得を目指す。
悩み事をきく。

お年寄りにとっては、あの世のことは関心事だろう。
商店街の客層にあっている。

ありきたりのモノを売るという機能は商店街に求められていない。
それよりも今の時代、
自殺者が連続11年間3万人を超え、小中学校の不登校が12万6千人、ひきこもり、家庭内暴力、うつ、孤独死、孤立死、格差の拡大、失われたきずな、崩壊するコミュニティ、高齢化による防災力の欠如、無差別殺人などの危険・・・
多くの問題を抱えている。

ヒーラー、セラピスト、占いなどが目につくようになったのはそんな世の中を反映している。

信仰があれば、心のよりどころがあれば、信者仲間の連携があれば、自殺者は確実に減る。
ひきこもり、家庭内暴力なども「恥」として、隠してひとり悩まなくともよい。

衆生の悩みをすくうのが宗教なのだから。

まちが世の中に求められていることに応えることにより再生できる可能性は充分ある。
新たな門前町になる。

「清水駅前スピリチャル通り」どうだろうか。


※絵葉書写真は、三保にあった国柱会の本部「最勝閣」
宮沢賢治は生涯この会の信者で、妹トシの遺骨を持って三保に訪れた。
清水には宗教にかんする事件の密度が高いところだという。






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Posted by クールなお at 09:00│Comments(6)駅前銀座
この記事へのコメント
 スピリチュアル通りとは面白い。
 日本一のスピリチュアル商店街というと、多分、大阪の石切=生駒一帯でしょう。東京だと「とげぬき地蔵」(未踏)?石切=生駒は、神社と寺という崇拝対象に、行をする滝場の複合した聖地で、そこに占いや漢方薬店が立ちならんでいます。やや似たものが、天理市の商店街。もちろん天理教一色なんですが。いずれにしても、寺社仏閣か何かの中心があっての門前ですよね。
 清水駅前銀座の場合、そういう崇拝の中心がなくて、門前町だけ。これも目新しくていいかもしれません・・・いや、富士山があるか。富士山をどーんと目の前にして、スピリチュアル通り<田中智学の発想。ブラジルのペンテコステ派からテーラワーダ仏教、ニューエイジ、なんでもこいの宗教デパート。
 中心がない門前町だけというとロンドンのコベントガーデンがそうでした。イメージとしては、京都あたりの町屋再生+ニューエイジショップという印象です。京都だと、鞍馬口通り(千本から堀川)なんか、町屋再生で個性的な店が並んでいるので、すぐにスピリチュアル通りに転用できそうな。
 と、余談はさておいて、専門家としては、そういう通りができると、やはり宗教戦争が心配ですね(笑)。
Posted by 真丹後 at 2009年09月27日 14:51
す、すごい。さすがなおさん!相手のことを(考え方を)知るのに、宗教を知っておく必要がありますもんね、海外では。「日本の宗教」は、そういうものではないかもしれませんが。
しかしいまのスピリチュアルブームは、宗教が寄り添うべき「分からないこと」を、手っ取り早く理解しようという態度に思えてなりません。駅前銀座にそういうのが集まっちゃったら、それはイヤです。
Posted by アオイ at 2009年09月28日 01:10
突然に失礼ですが、秋の夜長、学校教育に関心ある皆様に、読んでいただきたい本があります。
「『おバカ教育』の構造」(阿吽正望著 日新報道社)です。
いじめ、不登校、引きこもりを作り出してしまう、学校教育の欠陥を明らかにした本です。
是非とも、教員や教育関係者にも、読むことを求めていただきたいと思います。
それだけでも、教育が変わり、多くの子供たちが救われます。
子供たちの不幸をなくすために、よろしくお願いいたします。
Posted by 勝手に推薦隊 at 2009年09月28日 08:52
>真丹後さま
花屋が三軒でも集まれば、そこは花屋通り、青山に骨董通りもあり、ブランド店が建ち並んだと聞きます。

戦後の復興期ものがない時代に商店街が必要とされたように、心の行き所を見失った現在、精神を満たす宗教、信仰が必要とされています。

寺社仏閣のある既存の門前町ではなく、新たな生き方を求める「通り」。
それが各教団にこもることなく、ストリート、公共空間で展開する。

鎌倉仏教だって、新興宗教(仏教)だった。
清水にはおっしゃるとおりフォッサマグマの大磁場、富士山をあおぐ三保という霊地があります。

今風に「スピリチャル」施設、関連店舗が、ヒーラーが恒常的にいる通り、
清水駅前スピリチャル通り
かなりいい線だと思いますが、ご紹介のあった石切=生駒を初めとするところをみてみたいです。
大阪には売れてもうらない聖天通りというところが、占い師を集めて話題になっています。

>アオイさん
この世界の閉塞感は、政権が変わったくらいではそうそう打破できないのではないでしょうか。

モノとカネがあふれた心貧しい人々の群れ、
そんな中から聖者待望が。
格差の拡大から、貧困から戦争待望論まで。

宗教が、信仰がその役割を果たす時代が来ているのではないでしょうか。
商店街、人々が集まる「辻」としての役割を発揮するときではないだろうか。
そんなときの「清水駅前スピリチャル通り」です。

>勝手に推薦隊
制度疲労をおこした組織がさまざまな問題を起こしています。
その渦中にいる人たちは一生懸命やっている。
仕方を変えても仕組みが変わらない限り問題は先送りになるばかり。
子ども達の問題は看過できない状況です。
Posted by クールなお at 2009年09月28日 10:18
初めてメールします。
清水のことを調べていてこちらのブログにたどり着きました。
情報量には頭が下がります。

さて、今回メールをしたのはスピリチュアル通りについて話されていたのでメールをしたくなりました。
私は基本的に反対です。新興宗教が集まる商店街など私は、避けて通ります。
それより商店街全体がリゾートのような開放感を感じ 清水に来ると時間の流れが違うね見たいな 雰囲気をかもし出せたらいいと思います。
もう宗教の時代ではないと思います。逆にそういうものに頼り 結局自分を見失ってしまうと思います。

空き店舗問題など大変だと思いますが…
突然のメール失礼いたしました。
Posted by きなこ at 2009年10月19日 21:25
>きなこさま
はじめまして。
やはり新興宗教には、皆さんうさんくささを感じたり、オカルトにたいする恐怖もあると思います。霊感商法などもよく報道されます。
にもかかわらず、わたしは信仰は必要だと思います。
信仰といわなくても、大いなる自然、自然のなかにある生命、地球そのものが生命体、人間の叡智がおよばない先にあるものへの畏怖。
このようなものを神と呼んでもいいと思います。
そのようなものが、必要とされている時代かと思います。
Posted by クールなおクールなお at 2009年10月20日 14:56
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