清水もつカレー総研事務局・清水ブランド大作戦事務局
2009年06月22日
ほんまもんでいきなはれ
4冊の本を手元に置いて、一番先に読んでしまったのがこの本。
表題は「ほんまもんでいきなはれ」ごま豆腐天下一の庵主さん一代記
この題ではたぶん手にすることのない本だが、
「村瀬明道尼」の名前をみて、探していたものに出会えたという感慨があった。
NHKの生活ほっとモーニングでのインタビューを見て、すごい人だと思ったが、本を読んでその人生自体に驚きました。
野生の子と自ら云うような子ども時代9歳にして仏門へ入る。
気軽に手は出さないがいったんこれと決めて取りかかると、何であれ心血を注いで修得しないといられない性分から、書、お茶、和裁、料理とすすむ。
京都のお寺での確執、出奔。僧籍剥奪、33歳にして25歳年上の老師との恋。
身を引くための出奔、骨が木っ端みじんに砕ける事故。
吉兆の創始者から「ごま豆腐は天下一」と言わしめ、精進料理の明道尼といわれ、伊丹十三、永六輔、白州正子などの著名人が訪れる寺となった顛末。
面白くないわけがない。
そしてこの月心寺の精進料理を食べた人のブログによると、料理も大きな鉢一杯に出てきて、それをまわしながらとっていくそうです。お腹いっぱいで食べきれないと、輪ゴムとパックと持ち帰りよう袋までサービス。
そしてなんとお酒まででてきて飲み放題!
その後、庵主さんとお話しができるそうです。
うーむ、行く算段を考えよう。
Posted by クールなお at 20:46│Comments(3)
│books
この記事へのコメント
この本ですね。
さっそく買ってこなくっちゃ!
ワタクシ高校生の頃から、
40になったら出家して、
体を鍛えてぽっくり死のうと考えてました。
いつの間にやらとっくに40を超え、
煩悩にまみれて生きております。
さっそく買ってこなくっちゃ!
ワタクシ高校生の頃から、
40になったら出家して、
体を鍛えてぽっくり死のうと考えてました。
いつの間にやらとっくに40を超え、
煩悩にまみれて生きております。
Posted by sue at 2009年06月22日 22:09
直接お話ができるというは面白いですね。
人それぞれ、様々な経験をしながら人生を歩む…。
昔銀座西洋のレストランで朝食をとっていると、もう一組離れたところで静かに食事をしているご老人がいました。
食事が終わり付き人に支えられながら立ち上がられる姿を見たとき、その方は吉兆の創始者湯木貞一さんだと判りました。
今では吉兆の信用は残念ながら…。
今朝は久方ぶりに昔のことを思い出しました。
人それぞれ、様々な経験をしながら人生を歩む…。
昔銀座西洋のレストランで朝食をとっていると、もう一組離れたところで静かに食事をしているご老人がいました。
食事が終わり付き人に支えられながら立ち上がられる姿を見たとき、その方は吉兆の創始者湯木貞一さんだと判りました。
今では吉兆の信用は残念ながら…。
今朝は久方ぶりに昔のことを思い出しました。
Posted by BEAR CLUB at 2009年06月23日 09:37
>sueさん
私も用がなくなれば、さっさとお迎えが来るだろうし、
それまでは生きていようかな、と思っています。
まちづくりは「日暮れて道遠し」ですが。
>BEAR CLUBさま
明道尼は
「すごろく」はすすみかたはいろいろあっても「上がり」は一つ。あちこち寄り道して、というより入り組んだ一本の道、ここに至る道はすべてつながっている、とおっしゃっています。
月心寺の台所では、吉兆の旦那が手伝いをしていたりしたそうです。
面白いですね。
私も用がなくなれば、さっさとお迎えが来るだろうし、
それまでは生きていようかな、と思っています。
まちづくりは「日暮れて道遠し」ですが。
>BEAR CLUBさま
明道尼は
「すごろく」はすすみかたはいろいろあっても「上がり」は一つ。あちこち寄り道して、というより入り組んだ一本の道、ここに至る道はすべてつながっている、とおっしゃっています。
月心寺の台所では、吉兆の旦那が手伝いをしていたりしたそうです。
面白いですね。
Posted by クールなお at 2009年06月23日 13:56