清水もつカレー総研事務局・清水ブランド大作戦事務局

2010年03月20日

リンゴが教えてくれたこと

リンゴが教えてくれたこと

「水はなんにも知らないよ」 (ディスカヴァー携書) (新書)
Amazonの内容紹介
「水に“ありがとう”と言うと美しい結晶ができる」「波動水やマイナスイオンは健康に良い」「磁石で水は活性化する」…それってホント?
科学的根拠がないのに、いかにも科学的であるかのような顔をして世にまん延する“怪しい水ビジネス”を、
検定外教科書のベストセラーで知られる科学教育の第一人者が徹底検証します。
科学が苦手なあなたにも、「ニセ科学」にダマされないための視点や知恵がしっかり身につく一冊。

「水は答えを知っている」江本勝著
への挑戦状ともいえる本の案内が来た。
「知っている」本の中には、ご飯にも「ありがとう」と言い続けたものと、無視し続けたものと腐敗の仕方が違う、ということがあった。(手許に本がないので正確ではありませんが)確か、言い続けたほうは、芳醇な香りを出しながら発酵していき、そうでないものは悪臭を放って腐ったと。

「リンゴが教えてくれたこと」木村秋則著 日経プレミアシリーズ
失敗を重ねてきた著者が、ある時リンゴの木に感謝の言葉とお詫びの声をかけて歩いた。
しかし、八百本あるうちの82本だけは人の話し声が聞こえ恥ずかしくなって、以下同文と略してしまった。
その82本だけが枯れてしまった。

この本の中でもご飯の実験をしています。
「ありがとう」と声をかけるのではなく、有機米と自然栽培米。
新JAS法によるお米は2週間でチョコレートのように下から溶け出した。
一方自然栽培の方は、なにも変わらず、最後はアルコール発酵して酢になった。

木村さんは言います。

「自然のものは枯れていきます。人がつくったものは腐っていきます」


もう一つ面白い話があります。
キュウリのひげです。畑に行って、キュウリの巻きひげの前に指を出すと、巻きつく人とそうでない人がいる。
ちいさい5,6歳のこどもがやると全員が指に絡まる。ところが大人がやると絡まない人が出てくる。

木村さんは言います。

「キュウリは相手が自分をかわいがってくれる人なのか、お金のことだけを考えている人なのか、見わけているような気がします」


こういう話は、そう信じた方が楽しいと思いますが、どうでしょうか。
もちろん木村さんの話は、まったくその通りだと思います。


2007年NHK「プロフェッショナル」で知ってスゴイ人だと記憶していたところ、先日「ようこそ先輩」という番組にも出ていて、「奇跡のリンゴ」「「リンゴが教えてくれたこと」と本も出た。

この本にはその他多くの教えられることがいっぱい載っています。
お薦めです。


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Posted by クールなお at 20:42│Comments(7)books
この記事へのコメント
本屋で少しこの方の本を立ち読みしましたが
変人扱いのいようなことをされて
回覧板がまわしてもらえなくなっただの、、、
書いてありました。
農薬を使わないと、指導されてしまう社会。
そういう壁を、狂気と情熱で突破してきたんだろうと
感じます。また、義父が、やってみなさいと
暖かく見守ってくれたことなど。
そういう土壌が今必要なんじゃないかと思います。
なんでもかんでも、説明責任・法令順守。。。
それは大切なことですが、もうすこし大らかな部分も
必要じゃないかと思います。ちょっと脱線しましたか。
Posted by チャオクボ at 2010年03月20日 20:58
かつて有機野菜等を扱う職場におりました。
和歌山の無農薬にこだわり続けている梅農家の加工場では、持病のあるパートさん達が働きながら次々と体調が良くなっていった事例を目の当たりにしました。
大量生産、大量消費のための農薬、化学肥料を使った野菜にはあまり力がありませんし美味しくありません。
静鉄ストアなどでも現在力を入れていますが、ついつい無農薬、有機、無添加、本造りのものへと自然に手が伸びてしまいます。

江本さん。確かに賛否両論ですね。
3年ほど前に東京で15人ほどの小規模な講演会に招かれ、休憩中など気さくにお話しさせて頂いた記憶があります。
仕事上親しくしていた医師等は真っ向から彼のことは否定していましたが、私個人は彼の持論の大筋は否定できません。

宇宙のあらゆる物質は陽子と中性子、電子で構成されています。

リンゴ、草花、もちろん動物も、言葉や思いという波動の影響を少なからず受ける可能性はあると思います。
Posted by 新井一業 at 2010年03月20日 22:45
>チャオクボさん
立ち読みとは思えないほど、よく読んでますね。
確かに法律やタテマエを振りかざすことが、昔より多くなった気がします。
それというのも、いい塩梅とか、あうんの呼吸とか、つながりがなくなったので、ついタテマエを持ち出してしまう場面が多くなる。

法律や決まりなどは運用次第だし、そんなものの出番がない社会が成熟した大人の社会といえると思うが、関係がぎしぎしすると、理屈を持ち出し相手を従わせようとする、決着をつけたがる。

あまりよい社会とはいえません。

木村さんはそのようなタテマエに真っ向から向かった人です。
最後まで立ち読みされることをおすすめします。

>新井さん
木村さんは、有機栽培も使う肥料を間違えるととんでもないことになるといっています。キュウリの腐敗実験でも、スーパーで買った一般野菜より、新JAS法の有機野菜が一番腐る結果が出ている。一般野菜は、スーパーが肥料農薬をあまり使わないでくれ、といっているからだそうです。そして自然栽培のものは枯れて干物のようになったそうです。

山川草木悉有仏性、
仏性を持っているというのが日本的感性ですが、仏性に至る心理が自然にあるということだとも云われます。
すきな人に、ひげが巻き付いてくる。
そんなキュウリを信じます。
Posted by クールなおクールなお at 2010年03月21日 12:22
「リンゴが教えてくれたこと」
是非読まなくちゃいけませんね。
木村さんの仰ることには真理が在りそうです。

そういえば昨日の早朝、つくしんぼを摘んでいたら
かわいいマメ科の弦が巻きついていました。

私も同じくキュウリを信じます。(笑)
Posted by 新井一業 at 2010年03月21日 14:37
私も読みました。

「水は答えを知っている」はあまり信じられませんが、

「リンゴが教えてくれたこと」には経験から得たノウハウがあるように感じました。
Posted by 本のソムリエ at 2010年04月16日 22:22
>新井さん
ちょっと恐い気がしますね豆科の植物に近づくの。

農業から学ぶことは多いですね。
農業は大事にしなければなりません。
Posted by クールなおクールなお at 2010年04月18日 17:59
>本のソムリエさん
「水は答えを知っている」も私は信ずる、信じたいほうですが、
「りんご・・・」は農業というアプローチの実体験からでたものなので、
より説得力があり、「そうだ」といいたくなります。

信じた方が人生が楽しい、と思うのです。
Posted by クールなおクールなお at 2010年04月18日 18:09
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    コメント(7)