清水もつカレー総研事務局・清水ブランド大作戦事務局

2009年06月24日

「狂い」のすすめ

「狂い」のすすめ
ひろ ちさや著 集英社新書 2007年1月

狂いのすすめ
思想・哲学が現実と戦う武器になる。
世間に迎合して生きる生き方もある。
しかしそれでは、自己嫌悪におちいる。

武器を持って真っ向から戦う必要はない。
<俺は世間を信用しないぞ>っと見下してやればいい。

世間とは強者のこと、弱者は自分の思想・哲学をもっていない、持ってはいけない。
弱者が思想・哲学を持てば、強者は甘い汁を吸えなくなるからだ。

弱者が持っているようにみえるものは思想ではなく「常識」
世間の常識は、都合のよいものを一般大衆に押しつけているだけのこと。
その太鼓持ちになって常識を振りまわすのが、会社(官庁)の肩書きを名刺に刷り込んで、権力の一端をになっていると錯覚している連中。

狂っているのは世の中ではないのか?
景気のことしか云わないが、景気がよくなるということは浪費すること、大量に作って消費すること。
おかしくないか。
資源を枯渇さしめ、エネルギーを消費し、環境を破壊する。

現代の日本の社会は狂っている。狂った社会で、社会が考えるまともな生活をしてはいけない。
ただ狂え、狂うことによって、本当の人間らしい生活ができるのだ。


この続き

人生は無意味
人間は孤独
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大変面白い本だとおもいました。


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Posted by クールなお at 11:54│Comments(3)books
この記事へのコメント
確かにそうですね。
特にこの10年、世の中は一層狂わされてきた。
そんな中で真にまともな生き方をしようと試みるならば
それは「生き物」として生きていくことを実践するのみではないのか。
それは世間から見たら
ちょっとおかしいのでは…と思われる生き方や考え方になるのだろう。
そしてそのような混迷の様相の中
世間は密かに善の方向へとシフトしつつあると信じている。
Posted by BEAR CLUB at 2009年06月24日 13:47
この十年というか、
小泉規制緩和のなかで、コスト競争による賃金・労働条件の悪化、安全性の低下、公共性の喪失。

非正規雇用の増大、格差の拡大による人々つながりの分断。

お金を儲けること=偉い人、という常識。
稼げないのは自己責任=能力のない奴という常識。

これはもう、世の中が狂っている、
そう思うしかないです。

秘かな善へのシフトは、いつブレークするのでしょうか。
「アセンション」という言葉も良く聞くようになりました。
Posted by クールなおクールなお at 2009年06月28日 19:50
確かにおっしゃる通りです。
小泉1兆円、竹中2兆円(両氏とも1兆円という人もいますが)
の見返りとして、アメリカに国を売ってしまった二人の罪は
やがて公に暴かれるときが来るやもしれませんが…。
この甚大なる国民への損害はもはや取り返しのつかない程の所業です。

善へのシフトはすでに進んでいるようです。
ただ、その前に
カリフォルニア州を皮切りにアメリカの国家デフォルトが早ければ秋あたり、
ドルは紙くずになり、世界的混乱が起きるのが遅くとも来年あたり。
これは間違いないかもです。

資本主義世界は一部終焉となり
その混沌を経て
ようやく心温かな人情の時代がブレイクというより表面に現れると思います。
しかも、
世界をリードするのは
人の心のわかる感性豊かな日本人だと言われます。

船井幸雄さんの会に入っていた関係上
2012年のアセンションに関してはここ数年私ものめり込みましたが
ここにきて良く分からなくなりました。
ただ、そのころまでに時代が大きく変化することだけは間違っていないように思われます。
Posted by BEAR CLUB at 2009年06月28日 22:23
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「狂い」のすすめ
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