清水もつカレー総研事務局・清水ブランド大作戦事務局
2007年12月12日
スロー快楽主義宣言-仕事

辻信一著 集英社 2004/8/31初版
さまざまな示唆にとんだ、これからの豊かさを考えさせてくれる本。
そして現在の消費社会の「豊かさ」の本質は貧しさ(いわゆる貧困とはちがう)や問題を抱えている、ということを教えてくれる、パラダイムシフトを促す本。
その中の「いい仕事、愉しい仕事」という章は、このところの仕事についての考察にも多くのことを教えてくれる。
「たのしそうに仕事をしている人をあまり見かけない、。仕事、といえば苦痛を連想する人はいても、快楽を思い浮かべる人は少ない。多くの人にとって自分と仕事との関係はあまり幸せなものではないようだ。」
「仕事を愉しいものに変え、世界を愉しいものに変えてゆくのは、『ああすべきだ』『こうあるべきだ』『こうしてはいけない』といった義務や責任感や禁止や犠牲ではなく、なにを本当に大事だと感じ、なにを美しく、心地よいと感じるか、というぼくたち一人ひとりの感性であり、それを受け入れ、抱擁する快楽主義的な態度だろう」
「ベリーによると、仕事という言葉は健康という言葉と密接な関係にあり、では健康とはなにかといえば、それはつながり。身体と心と魂のつながり。夫婦や家族のつながり。家庭とコミュニティのつながり。コミュニティと大地のつながり」
NHKのサーキングプアの放送をビデオ収録に失敗してしまったけど、
現代の「働く」にはさまざまな問題がありすぎる。
新しい「働き方」をみんな求めている。
「社会を変えるを仕事にする」「好きなまちで仕事を創る」
こんな本が出てくると云うことはみんなそれを探しているんだ。
Posted by クールなお at 12:22│Comments(8)
│books
この記事へのコメント
本当、共感します。
仕事にしろ、好きでやっているはずの市民活動にしろ、
なぜか楽しそうじゃない。二言目には不満。
という光景、いっぱい見てきました。
もちろん、私自身もそうだった経験も・・・
なんか違うよな~と、ず~っと疑問に思っていて、
やっと今のスタイルにたどりついて、
以前よりは確実にこっちよりになっています^^
なおさんとは読んでいる本や、気になるものがかなり近いです。
本来的なあり方、幸せな働き方って何だ?ってことを、みんな求めているし、
本当はそれができるってことをあちこちから感じます。
私もがんばりまーす^^
仕事にしろ、好きでやっているはずの市民活動にしろ、
なぜか楽しそうじゃない。二言目には不満。
という光景、いっぱい見てきました。
もちろん、私自身もそうだった経験も・・・
なんか違うよな~と、ず~っと疑問に思っていて、
やっと今のスタイルにたどりついて、
以前よりは確実にこっちよりになっています^^
なおさんとは読んでいる本や、気になるものがかなり近いです。
本来的なあり方、幸せな働き方って何だ?ってことを、みんな求めているし、
本当はそれができるってことをあちこちから感じます。
私もがんばりまーす^^
Posted by HARU at 2007年12月12日 12:44
ぼくたちの人生のほとんどの時間を「働く」ということに費やしていることを考えたら、
愉しく働く、ことをもっと真剣に考えなくてはいけないと思います。
一体ぼくたちは、こんなにも長時間働くことを望んでいたのだろうか。
子どものころ思いえがいた未来は、少なく働いて、あとはみんなで楽しむ、そんな生活でした。
時代の先駆けとしてHARUさん、がんばってー
(っていうと、辻さんにちがうよって言われそうだけど)
愉しく働く、ことをもっと真剣に考えなくてはいけないと思います。
一体ぼくたちは、こんなにも長時間働くことを望んでいたのだろうか。
子どものころ思いえがいた未来は、少なく働いて、あとはみんなで楽しむ、そんな生活でした。
時代の先駆けとしてHARUさん、がんばってー
(っていうと、辻さんにちがうよって言われそうだけど)
Posted by クールなお at 2007年12月12日 14:30
きっと多くの人がRICE WORK になっていると
これをLIFE WORKにする事が大切って
しもやんに教えてもらった言葉です。
これをLIFE WORKにする事が大切って
しもやんに教えてもらった言葉です。
Posted by kai
at 2007年12月12日 19:25

kaiさん
そう、そしてきっと多くの人が
RICE WORK しかたがないじゃん、と思っている。
この本に次のようなエピソードが
ある時タイムズ紙にこのような記事が載った。何百万という労働者が、一生の大半を退屈きわまりない労働のために捧げて、創意を失い、頭脳を蝕まれつつある。
驚いたのは、この記事の中身ではなく、この記事への反応が一切なかったことだ。
人々はそれを一読して、たぶんため息をついて頷き、それからまた仕事を続けた、にちがいない。
そう、そしてきっと多くの人が
RICE WORK しかたがないじゃん、と思っている。
この本に次のようなエピソードが
ある時タイムズ紙にこのような記事が載った。何百万という労働者が、一生の大半を退屈きわまりない労働のために捧げて、創意を失い、頭脳を蝕まれつつある。
驚いたのは、この記事の中身ではなく、この記事への反応が一切なかったことだ。
人々はそれを一読して、たぶんため息をついて頷き、それからまた仕事を続けた、にちがいない。
Posted by クールなお
at 2007年12月12日 21:39

図書館で「経済成長神話からの脱却」という本を借りて読み始めたのですが、片手間には読めないので買ってこつこつ読んでいます。
モノは、ショッピングは、もういいよ。
それより楽しいこと、楽しむことが大事。
GNPよりGNH。
こういった本が出てきましたね。
なおさんの言うように、みんな探しているんですね。
何だかパラダイムシフトがうまく出来そうな予感が...
モノは、ショッピングは、もういいよ。
それより楽しいこと、楽しむことが大事。
GNPよりGNH。
こういった本が出てきましたね。
なおさんの言うように、みんな探しているんですね。
何だかパラダイムシフトがうまく出来そうな予感が...
Posted by sue at 2007年12月12日 23:47
05年の6月に自民党の市議団にまちづくりの話しをしたとき、その機会をつくってくれた静岡の商店街の方から教えてもらったのが「経済成長神話からの脱却」でした。
ところで私たちは豊かになったのか?という問いかけには、まさしく豊かさの本質を問うものでした。
ぜひ、このスロー快楽宣言主義!を次に読んで下さい。
ところで私たちは豊かになったのか?という問いかけには、まさしく豊かさの本質を問うものでした。
ぜひ、このスロー快楽宣言主義!を次に読んで下さい。
Posted by クールなお at 2007年12月13日 11:36
スロー快楽宣言主義を読みたいと思っていた矢先に
野口さんの紹介を見てびっくりしました。
辻さんには近いうちに会えるような感じですがその前
に読もうと考えていました。書店にさっそくいきます。
それから人づくり塾のコメントありがとうございました。
きっとまねをして書く人っているのですね。
清水の夜は野口さんと過ごすとすると何曜日の何時
がいいのでしょうね。
野口さんの紹介を見てびっくりしました。
辻さんには近いうちに会えるような感じですがその前
に読もうと考えていました。書店にさっそくいきます。
それから人づくり塾のコメントありがとうございました。
きっとまねをして書く人っているのですね。
清水の夜は野口さんと過ごすとすると何曜日の何時
がいいのでしょうね。
Posted by 磯崎 at 2007年12月15日 10:11
磯崎さん
スローなわたしは、おおむねヒマですので、
電話ででも確認してくれればOKですよ。
スローなわたしは、おおむねヒマですので、
電話ででも確認してくれればOKですよ。
Posted by クールなお
at 2007年12月18日 12:01
