清水もつカレー総研事務局・清水ブランド大作戦事務局

2011年12月31日

2011年

ルームナンバー1111

なのだが、
泊まった日が11月11日

というわけで
新潟古町、東横インへ
2011年11月11日1111号室へ宿泊。

新潟では清水もつカレーが約1000食も販売できて、良きことの前兆でした。

来年になると使えなくなる小ネタで今年は締めます。

皆さん良いお年をお迎え下さい。
  


Posted by クールなお at 15:25Comments(2)

2011年12月26日

熱海 住民発 地域みがきに学べ(オンたま)


熱海温泉玉手箱の実行委員長、市来広一郎さんの講演会を行います。

地域おこし、活性化。
住んでるところを住みやすくしたい、自分たちのできることで地域を元気にしたい。
こんなことを考えている人はぜひ聞いてほしい講演会です。

熱海といえば、単身世帯が40%を越え、人口はピーク時の3/4、老齢人口35%、2035年の日本と同等の高齢先進都市。

2003年1月県のエコマネーのパイロット地区の指定を受けた「熱海コミカレねっとわーく」の招きで話をしにいったことがあった。
助け合いが必要なまちだとわかるが、どうなったのだろうか。

その当時の資料では熱海市税の低収納率は4年連続ワースト1だとあり、また昭和43年(1968)ピーク時270軒の宿泊施設に観光客が610万人あったのが、平成13年(2001)には130軒312万人と半減、とある。

2008年9月、静岡新聞で「着地型観光 熱海市が企画 長時間滞在や回遊・周遊促進」を見つけ、アーバンツーリズムに興味があり切り抜いておいた。その仕掛け人は市来さんだった。

2009年県商業まちづくり室の「まちづくり現地研修」で清水地区での講師を務めた私は、熱海地区での講師市来さんの話を担当者に頼んで聞かせて貰った。(ちなみに清水でのもう一人の講師はグリーンバードの長谷部健さんだった)

そのとき聞いた言葉がパンフレットに書いた熱海の街に帰ってきたときの言葉。
「夜熱海のまちを歩いて、真っ暗だった。廃墟のようだった。何とかできないかと思った」だった。

そんな状況の中で、熱海は動き出したと思う。
市来さんによって。

ぜひ講演をお聞き下さい。

熱海温泉玉手箱体験記 路地裏・昭和レトロ散歩(1)  〃(2)



  


Posted by クールなお at 10:00Comments(4)まちづくり

2011年12月24日

メリークリスマス


日経MJ新聞は誰でも読んではいないと思うので、
昨日の記事「メリークリスマス」を紹介したいと思う。
とってもいい話だから。

小澤征良 日経MJ(日経流通新聞)12月23日
Spirit of Givingなんて英語で言うけれど、何かを(気持ちでも、形あるものでも)他の人にあげること。
そうすると貰った人の歓びもいつか自分のところに戻ってくる。
自分の放ったいいエネルギーは、誰かを心地良い気持ちにさせて、その人もまたいい気持ちを誰かに分けてあげる。
そんなふうにいいエネルギーは巡り巡って、いろんなところで優しさや笑顔や笑い声を生む。


筆者の親友のカナダ人ヨガ教師が最後にいう言葉
「さぁ、深く呼吸をしてね。疲れた身体を休めてあげて。
地球の良いエネルギーを全部呼吸とともに取り込んでみて。
ね?気持ちいいでしょう?
自分が善きもので満たされたら、今日一日、
これからあなたの行き交うすべての人にそれを少しずつ分けてあげて。
そうやって、あなたの周りもどんどん気持ちよさと善きものに満ちていきますように」


ペイフォワードを思い出しました。
うけた厚意を与えてくれた人に返すのが「ペイバック」
「ペイフォワード」はうけた厚意を次に渡すこと。

厚意や善意の循環、優しさや笑顔や笑い声が、クリスマスやお正月に大きくおこりますように!
  


Posted by クールなお at 14:19Comments(0)others

2011年12月23日

椅子の修理


椅子の修理が持ち込まれました。
今から30~40年前、飛騨の家具としてブームになった椅子です。

この椅子は「アッサム」という品名でブナ材無垢板を使用した、
キツツキマークがついた飛騨産業の商品でした。

無垢といっても板を接(は)いで作った座板ですので、接着剤の寿命がきて接合部分が離れてしまったものです。
「ハギがとぶ」という言い方をします。

これを接着し直し復元します。



圧着するために、道具を使います。

また、背中を支える両側の二本の支柱は、
くさびで固定してありますが緩んでいたため、
新たにくさびを薄板を削ってつくり固定します。


そして、外れていた背板を組み込んで終了です。

もともと、飛騨産業の椅子はパーツできて営業所で組み立てたものなので、
分解し修理が可能です。

先日も同じ飛騨産業のロッキングチェアが同じように「ハギがとんで」持ち込まれました。
これは「ネバダ」という商品名で、楢材を使用したいい商品でした。


40年近く使われた家具ですが、頻繁に触れる場所の塗装がはがれ、いい味わいを出しています。
経年変化を楽しむ、そんなことができる家具ですので、壊れた捨てる!
そう思う前にちょっと家具屋に相談下さい。

このブナ材が何年ものかわかりませんが、100年は使ってやりたいエコな椅子です。

  


Posted by クールなお at 17:26Comments(0)my shop

2011年12月22日

気仙沼の蔵たち


気仙沼駅から海へ向かう。かなりの勾配で下っていて、地震も津波の被害も見当たらず嘘のようだ。
昔からの街道沿いに美しい蔵が見える。
保険事務所の看板が見える。
用途変更(リノベーション)したいい例だ。
この近くまで津波は来たが、破壊的な高さまでには至らなかった。
ただがれきの山で、道路は数日歩くこともできなかったそうだ。

港に近い商店街

まちの中心街の蔵、津波で洗われた部分の漆喰がはげ落ちている。
しかし、前部分には基礎しか残っておらず、左後ろに見える建物は津波でもがれて破壊されている。
こうしてみると蔵は、火災だけでなく津波にも強い、堅固な建物だということがわかる。


こちらは石蔵。
前にあった建物が破壊し尽くされ、一番裏(後ろ)にあった蔵だけが、ぽつんと生き残った。
しかしその屋根部分が壊れているのは、津波がそこを超える高さはゆうにあったということだ。
前の敷地は陥没のため水がはけず、緑のこけが生えている。


この二棟も、敷地奥にあり残ったもの。
前にあった建物は取り払われ、新しい基礎が打たれている。

こうしてみると、水運や海産物の集散地として栄えた気仙沼の繁栄が垣間見られる。


蔵のまち、といってもいいくらい多くの蔵がある。
このように災害に耐え、歴史の生き証人としてまちにある、存在している蔵は単に建物というには、
あまりにもいとおしい存在と言えないだろうか。

頑固だけど頼りになる親父、いい表情を見せる老父、堂々とした紳士、まちの顔役、
風雪に耐えた蔵たちは、
蒸気機関車を人間にたとえたように、私には生きて見える。
その土地土地、時代により異なる個性。
均質化なんていわせない、地域のDNAが蔵だと思う。

石巻の蔵もどうなったのだろうか。
風景が一変すると、つまり見慣れたふるさとの風景を失うと、人は情緒不安に陥るという。
蔵は残って、私たちを支える存在の一つでもある、と思うのです。



  


Posted by クールなお at 19:18Comments(0)まちづくり

2011年12月20日

なんとかなる気仙沼

鉄火巻き日本一の座を10年以上にわたって競ってきた気仙沼。
今年の東日本大震災で多大な被害を受けた。

私たちの清水駅前銀座では、鉄火巻き日本一実行委員会を組織し、
気仙沼に早く復興を成し遂げてもらいたい、
きっとまた、鉄火巻き日本一を競えるような復興がされることを祈って、
あえて2年間休止していた「鉄火巻き日本一」を行うことになりました。

その打ち合わせに、気仙沼に行ってきました。
そこで見つけたのがこれ。


なんとかなる気仙沼

本当に膨大な被災を目の前にするとこの
なんとかなる
という言い方がよくわかる。
見かけ倒しのかけ声は、空虚に思える無力感を感じざるをえないからだ。

この酒屋さんは、2階の床が津波で持ち上げられた、といって
壁も壊れたまま、店奥の壁上部からは外が見えるという状況で営業している。





同じ商店街にあった老舗のうなぎ屋さん

こんな建物もどうなってしまうのだろうか。
本当に多くのものが目の前から消えてしまっている。


震災から9ヶ月、住む人がいない店や家は私有財産ということで手が付けられずに残されたままだ。

海辺にあった、気仙沼の主産業であった水産加工の工場群は見渡す限りの荒れ地となっていた。
  


Posted by クールなお at 16:40Comments(0)まちづくり

2011年12月10日

清水おもしろマップまち歩き



清水おもしろマップまち歩き

22年度、市民、ご近所目線でつくられたマップをもとに、
今年度は、
まち歩きで、自分の街のまちおこしをしようという企画です。

1回目は、マップをもとに、自分なりの感性でまちを歩いてみよう
2回目は、熱海の住民主体でまち歩きや体験プログラムを実行している
  熱海温泉玉手箱実行委員長の市来広一郎さんをお呼びしての講座
3回目は、こんな楽しい規格を作ってみようというモデルコース
  おもしろ清水つまみ食いツアー

おもしろ清水探検隊と静岡市の共催事業です。
企画運営:NPOまちづくり考房SHIMIZU

ということで、実地調査や企画会議を行っています。
まちを歩くと、本当に楽しい発見がいっぱいあります。

参加してみませんか。
12月15日号の静岡市広報「静岡気分」に掲載されます。

パンフレットを大きく見る
  


Posted by クールなお at 14:04Comments(0)まちづくり

2011年12月05日

町名の痕跡


まちあるきのための実地調査をしていると、駐車場にこんなものを見つけた。
古い万力だ。

つづいて悲しき、じゃなくて金敷(かなしき)
材料を乗せて、加工や鍛造をおこなう台。
金床(かなどこ)とも云うらしい。


そして、これもそれらしき鉄の塊

これは、蜂の巣と呼んでいたらしいが、
さまざまな形の穴に鉄棒状の材料を差し込んで、加工するときに使ったものだという。

そういえば、ここらは現在「江尻東」という名前になっているが、
以前は鋳物師町、鍛冶町という町名だった。

この家も今はクリーニング取次店になっているが、もともとは鍛冶屋さん。
そしてこのあたりは、今ではほとんど面影がないが、
私が子どものころは鉄工場がたくさんあった。

消えてしまった町名。
中世、武田信玄の江尻城下だった時代から続く職種の移転、消滅。

その痕跡を残すものが、こんなところに残っていた!
歴史遺産というと大げさだが、貴重な地域資源、お宝ではないだろうか。

まちあるきは、こんな発見があるから面白い。
  


Posted by クールなお at 18:38Comments(2)まちづくり