清水もつカレー総研事務局・清水ブランド大作戦事務局
2011年02月22日
桐タンスをアンティークに
この桐タンスは、両親もなくなって住み手のいなくなった実家に残された、母親が叔母さんからいただいて使っていた桐箪笥だという。
見てほしいということで伺うと、この時代珍しい総桐箪笥。
きっと暮らしぶりの良かった家だったのだろう。
桐箪笥と入ってもほとんどが、
前桐(前板-取っ手のついた部分のみ桐を使用)
少しが
三方桐(前板と側板が桐で地板・先板は杉)
きわめて少ないのが
総桐(総ての板が桐を使用)
ということで、いわゆる削り直しではなく傷や虫食いなどのあとも消し去らずに、裏のずくずくになったところの地板部分や、隙があいた部分を埋め、アンティーク塗装してリフォームした。
和服を納めるという本来の目的ではなくて、ほんの少し手を加えて用途変更する。
すると、とてもおしゃれで新品には得られない時間の積み重ねを感じさせるものに生まれ変わる。
母親と叔母の想い出、手元に置いてやがてまた時代を経ていく。
こういうお手伝いをさせていただきました。
状態にもよりますが、平均一段(この場合は2段重ね)25.000~30.000円位です。
Posted by クールなお at 16:58│Comments(0)
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